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**DOLL TALK**

三白眼よ、何処へ?
〜シオンの目の玉話〜

三白眼こそシオンの命

さて、毎回自己満足なバカ話を展開するこのコーナー、今回はカスタムに関わるお話です。

シオンの瞳、他のドールと違いますね。
何がって、まずは形。
他は白目があっても四角かったり、色んな星が入ってたりしてつまり少女漫画のヒロインのような美しい瞳をしております。
が、シオンは普通の目を平面化したようなアイプリ。
そして、以上に目つきが悪い!(当社比)
大抵のドールの瞳には目の下のラインがくっついてますが、シオンの瞳の下には白目があります。これが三白眼。

だけど、最近のシオンってこの三白眼が無いんですよね。
目がでっかくなってしまったかのようなシオン。もちろんそれは可憐で可愛いのですが、初代ラブなわたしにはちょっと物足りない。もちっと目力とゆーか、凄みが欲しいな、と。

ほんで、じっくり比べてみました。
アイプリ形成

人形のアイプリを描く過程というのは、のっぺらぼうのヘッドに金型を当てて、その上からスプレーで吹いてゆく方法です(キャッスル展示より)

最後の仕上げとしてハイライトは注射器で入れたりするようですが、他はほぼ、この方法を取っていると思われます。
ちなみにキャッスルに行くと工場の方々が時々金型を液体の中に入れて洗っているお姿が見えます。

そんな中、アイプリの形が変わるってあるの?と思うのですが・・・でも実際目がデカイのです。

では、比べてみましょう。既存の画像なので大きさなどは勘弁。
初代瞳
初代
これが基本。
かなりすっきりとした男前な瞳ですね。
バンビ1瞳バンビ1(中国製)

眉が青いよ、怖いよ。
瞳がかなり縦長になってます。
その為に白目も含めた目自体が大きく変化。
着物2瞳着物2(日本製)

これも瞳が縦長・・・って、向かって右側完全にずれてますね。
やっぱり目がデッカイってイメージあります。

バンビ2瞳バンビ2(中国製)

これなんかに至っては、縦長は勿論、もう瞳と目の下のラインくっついてるし!
妹かな。
ナイスジェニー瞳
ナイスジェニー(日本製)

バンビと比べると全く違う目の形。
これですよ!
梅田キディ瞳梅田キディランド(日本製)

同じ色である初代、ナイスジェニーに並ぶ出来。
「今でもやれば出来るんじゃん。」と思わせた傑作。
リカクラ初代瞳
リカちゃんCLUB67初代(日本製)

デカイようだが、基本の目の形をきっちりキープ。
リカクラ二代目瞳リカちゃんCLUB67二代目(日本製)

瞳はいいとして、ずれているので結局目がデカく見えているような気がする。
アイドル瞳アイドル(中国製)

ずれまくり・・・・目もデカイし、ハイライトの大きさも合ってないし・・・
カレンダーガール瞳カレンダーガール(日本製)

久々に目つきの悪い(笑)シオンに出会えました。
トトコ瞳TOTOCOショート(日本製)

初代顔で大満足。
コレ以降のTOTOCOさんはこれで毎回安定してます。
素敵。
頑張れ!
キャッスル瞳春セール キャッスル瞳ドールショウ
2003年あたりのリカちゃんキャッスルアイプリ。
基本に忠実ではないかと。
考察

同じ金型でも違うようです。
使っているうちに変形するのか、もしくは複製の際に違うものが出来てしまったか。
個体差はあるでしょうが、金型は一体作るのに信じられない程のお金がかかります。

そして、大きさが違うと言っても何が違うのか。
ヘッドとにらめっこして考えてみたところ・・・一番明るい場所の広さだという事に気が付きました。
例えば初代だとしたら茶色の部分。
梅田瞳
バンビ2瞳
上は初代アイプリ色の梅田キディです。
下がバンビ2。
黒の下の部分の面積が全然違うんですよね。

結論

「やっぱり日本製がいい!」って事でしょうか?
一般流通品は安いからカスタムにぴったりなんですけどね〜、難しいトコか。

今度中国製も品質が上がりますように!
そして、安く簡単に手に入りますように。
工場の皆様、頑張って下さい!

ありがとうございました!


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